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「自分らしい幸せ」ということ
- 副院長ブログ
心理師としては、「自分らしい幸せ」って、
器用でなくていいので、色々試して、
四苦八苦したりして、
自分を好きになったり嫌になったりして、
生き方を深めていくプロセスの中で発見できる、
いや、
気づいていけるものではないかと思うわけです。
人は、それぞれ違う色を持っています。
好きなことも、大切にしたいものも、ひとつとして同じものはありません。
だからこそ、「自分らしい幸せ」とは、あなただけの色を大事にすること。
そして、その色がどんなもので、どんなふうに輝かせたいのかを見つけていくことが、
「あなたらしい生き方を深める」ということなのだと思います。
でも、
社会の中で生きていると、自分の色が見えなくなってしまうことがあります。
「こうしなきゃいけない」「こうあるべき」
といった周りの声に囲まれて、
本当の自分の気持ちを忘れてしまうこともあるでしょう。
そんなとき、心理師は、あなたのそばでそっと
「本当はどう思っている?」
と問いかける役目です。
あなたの心が語りかける声を、少しずつ拾い集めていくお手伝いをすること。
それが、私の役目のひとつなのです。
あなたが本当に大切にしたいことは何でしょう?
人とのつながりでしょうか、それとも、ひとりの時間でしょうか?
新しいことに挑戦するワクワク感でしょうか、
それとも、毎日を穏やかに過ごす心地よさでしょうか?
どれが正解、というものはありません。
あなたが「これがいい」と思うものを、
あなたらしいリズムで、あなたらしい形で「健康的に」大切にしていけたら、
それが何よりの「自分らしい幸せ」なのではありませんか?
そして、それは一度決めたら終わりではなく、変わっていくものでもあります。
昔は大切だったことが、今はそうでないかもしれない。
でも、それでいいよね?
そのときどきで、自分にとって心地よい生き方を選びなおしていくこと。
それが、自分らしい幸せを膨らませていけるチャンスです。
大事なのは、「なりたい自分」になっていけるプロセス。
そのために、今ここでがんばっている「あなた」を大切にすること。
急いで、焦らなくてもいい。
急いで、焦らなくてもいい。
自分がなんとしても、今日一日を営むことが、
それがたとえ不細工な今日一日だったとしても、
心配しなくて良くて、
よくやったねと自分の労を労いましょう。
それが、自分らしい幸せへの、真面目な取り組みだと、私は思います。