FAQ

よくある質問

カテゴリー
Q

不登校の子どもを学校に行けるようにしてほしいのですが・・・

ご相談で最も多いのが「学校に行けるようにしてほしい」というお声です。
この点について、当院の治療方針を示させていただきます。
受診を決める際の、参考にしていただけると幸いです。

当院は、「学校に行けるかどうか」を回復の軸にしておりません。
学校復帰を、大切な選択肢のひとつとし、「学校に行けるようにする」ことの前に、
「お子さまが健康を取り戻す」ための治療を行います。

まずは、十分な休息・睡眠・栄養を摂ることができるように、生活を見直します。
そして、不登校の背景にある、ストレス、発達特性、トラウマなど、
さまざまな要因を踏まえ「他者を信頼する力と、安心感の回復」を目指していきます。

そして、「休んでいればいいんだよ」という姿勢でもありません。

お子さまの状態に応じて、慎重に、「自分の気持ちや困っていることを少しずつ整理しよう」
「周囲と相談できるようになろう」「これからどうするかを一緒に考えよう」と、展開していきます。
最終的な治療目標は、お子さまの、
「健康的な自己選択と自己決心と自己責任の力の萌芽」であり、
「自分の学校復帰や他の進路について、前向きに話し合えるぐらいに元気になること」です。

治療には、こまめな通院が要りますし、変化はゆっくりで、長くかかることが多いので、
今はお薬が必要だと判断したら、率直に、服用をお勧めし、早期の進展を試みています。


Q

カウンセリングはありますか?

カウンセリングは、一切行っておりません。

公認心理師が、医師の指示がある場合にのみ、
ピンポイントで、心理・社会的なアプローチを行っています。


※必ず医師の診察が必要です。

Q

予約は必要ですか?どのようにして予約できますか?

当院では、診療の質を保ち、待ち時間をできるだけ短くするために、予約制としています。
ご希望の方は、まずは、電話、またはWebサイトの問い合わせフォームからご連絡ください。
その後、スタッフが折り返し電話を差し上げ、10分〜15分程度の問診を行います。
そして、ご都合の良い日で診療の予約を取らせていただきます。
Q

精神科クリニックの児童思春期治療とは?内科や小児科とは違うの?


お子さまによっては、内科や小児科の方が受診しやすいということも多々あります。
そのような際には、精神科をためらって受診のタイミングを逸するよりは、
まずは行きやすいところに行かれることをおすすめします。
その上で、精神科クリニックが、お子さまにどのようなアプローチができるのか、
それはどのような専門性なのかを、次にまとめますので、参考になさってください。

1. 専門性とアプローチ
精神医学、特に児童精神医学に基づく診療です。
軽度の不安・抑うつ、学校適応の問題、夜尿症や頭痛・腹痛などの心因性症状に加えて、
生活上の困難度が高い、発達障害(ADHD, ASDなど)、
気分障害(うつ病, 双極性障害)、PTSD、
合併症や2次障害などの診療もしています。
精神科医は、(ここが非常に大事なのですが)「相談」とは違い、
「精神療法」という治療法で、「疾患」の改善に努めます。
その中で、自傷他害のリスクが伴う場合には、
必要時、必要量の薬物療法を慎重に行い、何よりも、心身の安全を守ります。
私たちは、そのように考えています。

2. 連携体制
学校・児童相談所・福祉機関と、密な連携をします。
また、小児科からの紹介を受け入れることや、
入院設備が整った専門病院への橋渡しをすることが可能です。
進級や進学、就職など、ライフステージを通した治療が継続できます。
あらゆる機関と相補的な役割を果たしながら、子どものメンタルヘルスを支えます。
Q

精神科と心療内科は同じですか?


精神科と心療内科は、どちらも「心の健康」に関わる診療科ですが、治療する内容が異なります。

🔹 精神科:心の病気や精神的な不調を治療する科
例えば、うつ病・統合失調症・パニック障害・不眠症など
精神的な症状が中心である場合の適応です。


🔹 心療内科:ストレスが原因で体に症状が出る病気を治療する科
例えば、過敏性腸症候群・検査で異常が見られない慢性的な頭痛・自律神経失調症など
「心と体のつながり」に注目して治療を行います。

当院では、どちらの場合も受診可能です。ご安心ください。

Q

プライバシーは守られますか?

当院では、患者さまのプライバシー保護を最優先に考えております。
情報はセキュリティーポリシーに基づいて管理され、許可されたスタッフのみがアクセスできます。
そして、医療倫理に従い、患者様の情報が第三者に開示されることはございません。
院内で、個人の名前で呼ばれることが気なる方は、遠慮なくお申し出下さい。
Q

診察にかかる時間はどのくらいですか?

当院を選んで通院してくださるすべての患者さまの待ち時間を考慮すると、初診では、実際に医師の診療をうける時間が30分(別に、事前の電話による問診が15分)、再診では概ね5分〜10分未満です。
限られた時間内であっても、一人ひとりの話に耳を傾け、丁寧に診療することに全力を尽くします。

もしも、診察時間内で重要なことを話し残してしまったり、医師が行ったアドバイスについて、より詳細な情報を知りたいと思われた際には、近日のうちで追加の時間を設けることも可能です。

患者さまが、必要とする医療をうけられるよう、柔軟に対応していますので、診察に関わるご相談は、ご遠慮なくお気軽にお声がけ下さい。
Q

診察費用はいくらですか?

当院は、保険医療機関、指定自立支援医療機関、生活保護法指定医療機関、被爆者指定医療機関、被爆者一般疾病医療機関の指定を受けています。

健康保険が適用されますので、3割負担でのお支払いは、初診の場合は2,500円〜3,500円前後、再診は1,500円〜2,500円前後です。
(※検査などを行った場合などには、料金が多少変わります)

また、各種小児公費の対象となります。

自立支援医療(精神通院)では、原則1割の負担となりますが、「世帯」の所得や疾病等に応じて、設定される自己負担上限月額が異なります。

費用についてご不安があればご相談ください。

Q

薬を飲みたくありません。どうしたらいいですか?

患者さまの希望と意向を尊重します。
薬の他のアプローチ、例えば、患者さまご自身やご家族、支援者の協力を得て取り組む、ライフスタイルの改善、リラクゼーション、心理教育、SSTなどを提案します。

「飲みたくありません」「飲みませんでした」と、率直に教えてください。
そこから話し合っていきましょう。
薬の服用については、ご本人が、「納得すること」「腑に落ちること」が大切だと思います。
Q

診察でどのように話すとよいのかわかりません

上手に話そうと気負わなくてよいので、話せることをゆっくりと話してください。
お子さまなどで、言葉で説明することが難しい場合には、無理に聞き出すことはいたしません。
医師に慣れていただくことが大切ですので、焦らずに待ちます。

その上で、可能な範囲で、次のような工夫があると、診察がスムーズになります。

◎事前準備
    最近の症状、感じている不安、質問したいことなどを簡潔にメモしておくと、大切なポイントを医師に伝えることができます。
◎優先順位の設定
   最も気になる症状や、話したいトピックを伝えるようにすると、時間内にカバーできます。
◎正直な表現
   自分の感情や症状を正直に、具体的に医師に伝えることが、適切な診断と治療へと繋がります。

当院では、限られた時間だからこそ、効果的にコミュニケーションを取るための工夫をしています。
例えば、患者さまの話をなるべく正確に理解できるための、聴き方、問いかけ、非言語コミュニケーションのキャッチの仕方に、医師のみでなくスタッフも、細心を払っています。

もしも、診察後に疑問が残ったり、追加の情報が必要な場合には、 フォローの対応をいたします。
また、必要な方には、診察で話したいことのメモづくりのサポートも行いますので、スタッフにご相談下さい。
Q

緊急時にはどうするとよいですか?

まずは、診療時間に、当院に電話をしてください。
診察の調整や、必要時には、連携機関への受診をご案内いたします。
万が一、診療時間外に、緊急の対応が必要な状況であれば、精神科救急情報センターにご連絡下さい。

広島県精神科救急情報センター
 082-892-3600

精神科救急情報センターは、疾患の急発や急変で速やかな医療が必要な場合に、精神疾患のある方やその家族の方から電話相談を受け付け情報の提供や、各医療機関との連携を図り、近くの医療機関の情報や休日・夜間でも受診可能な救急医療施設を紹介するところです。
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