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新しい感じ方:お土産
- 院長ブログ
僕は、サッカー観戦の遠征や、ライブ、学会などは、距離を厭わず出かけます。
僕の出かけ方は、目的がはっきりしていて、それが済むと直帰するというスタイルです。
そのような時間の使い方のため、お世話になっている皆さんにお土産を買うことはあっても、
自分用の土産を買うという行動をあまりしたことがありません。
それが前回の出張の時、調味料を買ったんですよ。
ご当地の柑橘を使って作られたものだったので、「どんな味かな」と、興味本位で。
買ってから、しばらくした頃に、「そう言えば」と、土産屋の袋を開けました。
まだ袋を開ける行為の最中でしたが、出張先でのあれこれが頭の中に湧き上がってきました。
出張先の街の風景や空気、人とのやりとりまで、鮮やかによみがえってきたのです。
思い出したことよりも、思い出して心が楽しくなったことが、とても意外でした。
「お土産があると、いいな」と、思わずそう言っていました。
いいなと思ったのは、単に物が残っていたからではなく、
日常に戻っても旅の余韻を感じられることが嬉しかったからだと思います。
これまで僕の行動は、目的達成に一直線で、用が済めばすぐに帰るというものでした。
でも今回、
自分のためにお土産を買うという「目的達成オンリーではない行動」をしたことで、
旅と日常をつなぐ思いがけない価値(余韻)を感じることができました。
大きなことではなくても、「余韻を楽しむ」という新しい感じ方がありました。
私たちは日々、
仕事や生活の中で「目的を果たすこと」「効率よく動くこと」を重視しがちです。
それらを強く求められる社会でもあります。
もちろんそれは大切なことですが、目的だけに集中しすぎると、
心は「目標」という「点」への反応に偏ってしまいます。
一方で、余韻を大切にすることは、味わい直すことを通して、心に彩りが加わります。
余韻に気づき、それを「いいな」と感じられるは、
健やかな心を支える秘訣のひとつになるのではないかと思います。
あなたの余韻はなんですか?