院長のブログ 人との距離感

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人との近さが行き過ぎると心に負担を感じることもあります。

「近すぎると息苦しいけれど、遠すぎると寒々しい」。

この絶妙な距離感の中で、私たちは日々、人間関係を築いているのです。

そんな中、サンフレッチェ広島の青山敏弘選手が引退を発表しました。

青山選手は、日本のサッカー界を代表する選手として

多くのファンに愛されてきましたが、

同時に怪我に苦しむことも多かった選手です。

ピッチを離れた時期が長いこともありましたが、決して腐らず、

常に復帰を目指して努力を続ける姿が印象的でした。

その姿勢は、ピッチ上だけでなく人との関係にも通じるものがあるように思います。

青山選手の言葉や行動には、

「距離を置くべきとき」と「全力で向き合うべきとき」の判断が見事に表れていました。

怪我で試合に出られない間、スタメンからは離れましたが、

彼は仲間のためにサポートを惜しまず、ファンに対しても誠実な態度を崩しませんでした。

自分が苦しい状況でも、相手を思いやる姿勢は、

まさに適切な距離感の見本と言えるでしょう。

僕らの日常でも、距離感の調整が求められる場面は多いです。

時には一歩引いて相手を見守り、また時には全力で支え合う。

そのバランスを取ることで、人間関係の中に温かさが生まれます。

青山選手が怪我を乗り越えながら貫いてきた「逆境にあっても人との絆を大切にする心」を、

僕も忘れることなく、人との距離感を尊重していきたいものです。

怪我や困難は人を孤立させるように思えますが、

その中でも適切な距離感を探しながら関わり続けることが、

心を温める道になるのかもしれません。

僕の部屋には、青山選手の背番号が入ったユニフォームが何枚もあって、

それを着て、スタジアムで声援を送っていたのを感慨深く思います。

そしてまた、僕も、

いつの日にか最前線を引退する日がくるのだけれど、

その時には青山選手のように清々しい顔ができたらいいなぁ‥とも思いました。

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