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クリニック開院準備を体験して学んだこと<院長>
- 院長ブログ
「施設を運営する」というのは、大変なのだなぁ
「開業」
これは、診療以上の挑戦でした。
開院準備を進める中で、僕は勤務医としての経験とは全く異なる多くの課題に直面しました。
クリニックを開院し、運営するということは、単に診療を行う以上の、まさに、”努力”が必要であることを痛感しました。
まず、スタッフが、長く気持ちよく安心して働ける環境づくりには、細心の配慮が求められます。
例えば、職場の雰囲気づくり、コミュニケーションの促進などもそうですし、スタッフの業務負担も考慮しなくてはなりません。オープンに意見交換できる機会を設け、健康と福利厚生を重視したポリシーを整えました。
ユニフォームを好きに選んでもらって届いたときに、嬉しそうにすぐに試着してくれる様子や、一人ひとりの名札をデザインして注文し、出来上がりを喜んでくれる様子をみて、僕の方が元気をもらいました。
僕と一緒に働いてくれる人たちが、笑っていることが、僕のやる気を膨らませてくれるのだなぁと
知りました。
そして、地域社会や他の医療機関との連携が極めて重要であることを実感しています。
開院準備にとりかかり、間もなくの頃、不動産屋さんによくしていただきました。
近隣の商店の方にも色々と教えていただきました。
そればかりか、地域のクリニックの先生方や、そちらの職員の方が、とても親身に温かく応援してくださいました。
行政の職員の方、就労支援事業所の方、訪問看護ステーションの方、ご挨拶にうかがうと、持参した当院のパンフレットを丁寧に読んでくださり、理解を示してくださいました。
心強く感じました。
開院にあたっては、
”医師の僕”の枠を超え、患者さま、チーム、地域コミュニティ全体と協働することの大切さを学ばせていただきました。この学びが、僕の診療に対する姿勢だけでなく、施設を運営するリーダーとしての視野を広げる機会となりました。
みなさまにご協力いただいて、当院が地域に住まう人々に信頼される場となるよう、一心に努めてまいります。